III. A Return to the Shuttle Loom

III. A Return to the Shuttle Loom

ヴィンテージのシャトル織機では、経糸は織機の中で垂直に保持され、緯糸はシャトルを介して下から上へと送られる。そしてそれらが打ち合わされ、織物となる。

最初の力織機であるシャトル織機が開発される前は、一定の幅の織物を織るために織り手が二人必要だった。二人は並んで座り、一人がシャトルを右から中央に投げ、もう一人が経糸と経糸の間からつかみながら左へ運んで、また右へと戻す。

下から上へ、下から上へ。左から右へ、右から左へ。

1733年、シャトル織機の発明者であるジョン・ケイは、レールに乗った車輪にシャトルを取り付けた。パドルを使って左右に動かし、織工が紐を引っ張るとシャトルが動く。父親がヨーマン(イングランドの独立自営農民)だったケイは、イギリスのランカシャーで育ち、常に織物の技術革新に長けていた。「車輪付きシャトル」の以前には、ウーステッド用のコード刺しゅう機と撚り機、そして手織りの筬作りに使われる天然筬の代用となる金属製の筬を設計していた。

ケイのシャトル織機は広く採用され、織物の製造工程を飛躍的に早めたが、この発明の美徳は自動織機への適応性にあった。今日において、毎分約150ピック(緯糸の列)を織るケイの織機は、約1000ピックではるかに大きな幅で織ることができる射出織機やその他の機械に広く取って代わられている。

 

Fig.1 ヴィンテージのシャトル織機

T.Tはヴィンテージのシャトル織機に回帰することで、セルビッチと織機を操る職人の個性によって特徴づけられる、このプロセスを讃えたい。もたらされる不完全さは、手と足で織機を操作する手織りにも似ている。このテキスタイルを使用した衣服には、この製作過程を経てこそ生まれる存在感が込められる。

 

Fig.2 その不完全さは、手と足で織機を操作する手織りにも似ている。

Fig.3 経糸は織機の中で垂直に保持され、緯糸はシャトルを介して下から上へと送られる。

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